変えようと思わないで

「もっとワンピース着てよー!」
と彼は拗ねたような恥ずかしいような・・・そんな微妙な顔で私に言いました。
ワンピース。
嫌いではないのですが、1枚で事済む感じが何となく
「オシャレをしている」気持ちに慣れなくて、
当時の私はあまり着る機会がありませんでした。
彼はワンピースを着ている女性が好きなのだとか。
ですから私にも着て欲しいというのです。
その程度の我がままならばと、次のデートでワンピースを着ていくと、彼は上機嫌(笑)
こんなことで喜んでくれるならと思いました。
やはり男性は本能的に「自分のもの」という意識を持ち、
女性がそれに従うことで喜びを得るものなのでしょうか。
私が彼の好み1つに応えた事で
「今度は○○」
「次は出会いサイトを利用しよう!」
と様々な注文を出すようになりました。
彼は私の事を「思い通りの女性像」として作っていこうとしていたようでした。
好きな人を自分の好きに変えてしまいたい。
その欲求って私の中にもありますのでよく分るのですが
あまりに強く「変えよう」と思われてしまうのは負担なものですよね(苦笑)
私は断ることも出てきました。
その度に
拗ねたり怒ったりする彼。
「私が変わりたいと思ったら変わるから。だから変えようとしないで」
そうハッキリ彼に伝えました。
それが引き金となり2人の間にヒビが入ってしまったのですが
私のした事は間違いではなかったと感じています。